クレディセゾンは、グローバル事業を通じたファイナンシャル・インクルージョンとイノベーションの実現を重要なテーマとして取り組んできました。1951年の設立以来、同社はアンダーサーブド層を対象に日本における多様な決済ソリューションへのアクセスを提供するパイオニア的存在であり、またデジタルトランスフォーメーションの推進に尽力しています。

Saison Internationalは、クレディセゾンの国際統括本部（IHQ）として、海外子会社をつなぐ重要な役割を担っています。ファイナンシャル・インクルージョンの拡大、グローバルにおけるプレゼンスの向上、新興国におけるインパクトの拡大に焦点を当て、クレディセゾンとの協調と連携のもと、海外子会社とのシナジー創出を促進しています。

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Credit Saison Indiaは、ネオ・レンディング・コングロマリットとして、「テクノロジー主導のインクルージョン」というビジョンを掲げ、多様なニーズに即した金融サービスを提供しています。 インド国内に約2億人いるといわれるアンダーサーブド層に対し、同社による顧客への直接貸付や現地企業とのパートナーシップを通じて、顧客に合わせた質の高い金融サービスへのアクセスやソリューションを提供しています。

Saison Capitalは、Saison Internationalのコーポレートベンチャーキャピタルとして、新興市場の有望なアーリーステージ企業に投資を行っています。フィンテックやEコマース、Web3などの領域において、個人顧客や中小零細企業のために変革を起こし、エコシステムを構築することで社会 社会全体の問題を解決する有望な起業家を支援し、イノベーションを起こすことを使命として活動しています。

Saison Indonesiaは、中小・零細企業、及び個人のためのファイナンシャル・インクルージョンを通じて、インドネシア経済を活性化させることをミッションに掲げています。同国は東南アジア最大級の経済規模を誇りながら、世界で3番目に銀行口座を持たない人口が多いという課題に直面しています。同社は、サプライヤー、ディストリビューター、代理店などのパートナーと協力し、十分な金融サービスを受けていない中小・零細企業や個人に融資を提供し、またP2Pやフィンテック企業との提携を通じてデジタル時代における新たなニーズにも対応しています。

Saison Investment Management（以下「SIMPL」）は、新興市場におけるインクルーシブな成長を促進することを使命とし、金融サービスへの公平かつ公正なアクセスを可能にする、持続可能なソリューション への投融資に注力しています。同社は、P2P事業者やマイクロファイナンス機関など、金融サービスが行き届いていない中小・零細企業や個人に焦点を当てたノンバンクなどへの投融資（ホールセールおよびオフバランスレンディング）に特化し、東南アジアにおいて利用しやすいソリューションを提供し、ファイナンシャル・インクルージョンの実践において実績のある金融機関への資金提供を行っています。

世界第5位の面積、7位の人口を誇るブラジルは、広大で肥沃な国でありながら、金融面においては未だ多くのニーズに応えられていないのが現状です。同国の中小零細企業の84%はクレジットへのアクセスが困難であり、約3,300万人は銀行口座を保有していません。このような環境下で、同社はブラジルにおける資本市場ソリューションを活用し、カーローンから学生ローン、農家向け融資に至るまで、様々な資金ニーズに対応することを目指しています。

メキシコでは、人口の40％以上が適切な金融サービスにアクセスできていないといわれています。この問題を解決すべく、フィンテックが既存の金融事業者に代わり、同国の金融業界の担い手となっています。その結果、現在メキシコはラテンアメリカ最大のフィンテック市場のひとつに成長しました。

同社は現地のフィンテックやノンバンクとの提携を通じ、同国のアンダーサーブド層に位置する中小零細企業や個人へ融資を提供しています。